EU市民の「エネ・ラベル」

ヨーロッパは環境先進国と呼ばれるだけあって、自治体・市民レベルでエコに対する意識が高い地域です。今回はEU市民のライフスタイルに強く根付いている「エネ・ラベル」について解説していきましょう。

エネ・ラベルの特徴

エネ・ラベルとは家電製品(エネルギー消費機器)などの省エネ性能を表示するラベルのことです。このラベルには国が決めた目標値を達成しているかどうか、省エネ基準の達成率、エネルギー消費効率などの情報が記されています。省エネ型製品を普及することを目的に作られたものですが、ヨーロッパでは店頭に並んだ家電製品だけでなく、製品カタログ上でも表示されることが義務付けられています。

EUのエネ・ラベル表示

ヨーロッパで使われているエネ・ラベルは記載される表示内容が決まっています。ここでは2017年9月に制限された掃除機のエネルギーラベルを例に見ていきましょう。

・エネルギー効率定格
掃除機を使用するとどれだけの電力が必要なのか消費電力を示したものです。考慮される項目は掃除機の耐用年数や製造工程が環境に配慮されているか、簡単にリサイクルできるかどうかというデータが記載されています。

・平均年間消費エネルギー
年間にどのくらいの消費エネルギー量を費やすかどうかをkWh/annum(キロワット時/年)で記載したものです。居住スペースが87㎡を平均値とし、年間50回掃除をするという条件で値が計算されるようになっています。

・ダスト再排気クラス
掃除機の排気がどの程度クリアであるか示すデータです。

・運転音レベル
掃除機を稼働した時の音がどのくらいの程度かラジレベルで表示します。このデータは絨毯を掃除するときに測定された数値となっています。

・カーペットクリーニング性能クラス
絨毯の中にゴミを埋め込んだ時、掃除機で吸引した際のゴミの量でクリーニング性能を確認したデータになります。ゴミの吸引量が多ければ多いほどクリーニング性能が良いという判断結果になります。

・硬質床クリーニング性能クラス
ひびの入った木材の上にゴミを撒き、吸引されたゴミの量を表したデータです。これも吸引したゴミの量が多いほど、掃除機のクリーニング性能が高いということにつながります。

このようにヨーロッパのエネ・ラベルは、消費者にとって分かりやすい表示方法でラベル示され同時に環境保護にも寄与しています。ヨーロッパではできるだけ消費エネルギーを抑えられるよう、エネ・ラベルを表示して少しでも環境保全に貢献できるよう欧州全体に周知されているのです。

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