アメリカの「グリーンビルディング」

日本では2001年からグリーンビルディングが導入されていますが、アメリカも同じタイミングで導入を開始し、年々増加してきているようです。環境付加を低減させたグリーンビルディングは、年間20%の光熱費節約や建築浪費22%削減を達成させていることもあり、アメリカではこのような利点をさらに広めようという動きを見せています。今回は、アメリカのグリーンビルディングの取り組みについて見ていきましょう。

グリーンビルディングとは

世界各国で導入されているグリーンビルディングは、水やエネルギー、空調設備などを利用した環境性能の高い建物のことを言います。日本では環境配慮型建物や環境に良い建物など言われていますが、アメリカでは低炭素社会を実現させるために二酸化炭素や水の使用量が少ないグリーンビルディングが注目されているようです。

グリーンビルディングは環境性能以外にも、建物に使用している建材の持続性や人体の健康被害の影響などを考慮することも求められてきています。資源をできるだけ効果的に使って廃棄物汚染や環境劣化を削減し、人々の健康や生産性を高めるよう設計された建物といった表現で認識されています。

アメリカのグリーンビルディングの動き

アメリカのグリーンビルディング協会による調査結果では、2015年に建設を予定している事業用ビルのうちおよそ40%以上がグリーンビルディングを目指していることが分かりました。新築だけでなく省エネ改修を目指した改修市場が広まっていることから、既存の建物をグリーン化する動きもさらに期待が寄せられています。

グリーンビルディング協会では「LEED」という認証制度を設け、建築物全体の企画や設計をはじめ施工、運営、メンテナンスを一貫して評価するシステムを所管しています。建築物の持続可能性や交通の利便性、リサイクル比率、省エネ、再生可能エネルギーなど様々な項目を評価対象に基準をクリアしていくとポイントが獲得できるといった仕組みです。

40~49ポイント…認証獲得
50ポイント…シルバー獲得
60ポイント…ゴールド認証
80ポイント以上…プラチナ認証

このように認証を受けた建物に対して高い評価を与えられるようになっています。アメリカでは2016年7月までの時点で、約25,000件以上のグリーンビルディング化が進み、申請数は35,000件を超えるほどLEED認証を目指す企業が拡大しているようです。

LEED認証はアメリカのみならず世界各国にも広まりつつあります。中国や韓国、台湾、インドなどアジアの国々でも導入が活発になっていることから、日本でもLEED認証への関心が今後高まっていくことでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする